期間工から正社員になりたい方

期間従業員から正社員になろうとする方に向けたアドバイスページへようこそ。ここでは2年間の期間従業員生活を経た、正社員になるための方法について伝えていこうと思います。ちなみにここで書く全ては噂レベル、自分も受かっても受けてもないのでご参考程度に。

正社員になるための2つのルート

正社員になろうとするとき、2つのルートが存在しているようです。

1つは完全に運任せ。面接を受けて、面接官のさじ加減や、そのときの会社の需要に応じて、あくまでも人員調整の一つとして採用される方法。ほとんどの希望者はこれに振り分けられます。今年は受かりやすい、受かりにくいというのはこれ。

もう1つは人任せ。職場の強い推薦を受けた面接のことで、あくまでも採用枠はあるようですが、職場のコネ推薦枠(身内枠で入るライバル)がない限りは面接でよほどヘマしない限り通るようです。

運任せ面接と人任せ面接

時の運 派なあなたへ

これはもうアドバイスも何もありませんが、最低ラインには乗っておく必要があります。

  • 遅刻欠席早退はしない
  • 創意くふうは1つ高額を狙う
  • できれば20代の前半までに受けたい
  • 面接慣れしておく(訛りは無くす)

遅刻欠席早退はしない

遅刻、欠席、早退に関しては、これはどうも基準があるようです。何回までなら大丈夫ですよ、というもの。例えば年2回くらいの突発休みは考えられるけれど、年10回の突発欠勤は休みすぎる人だから採用したくない、という感じです。

ただし組長レベルでもこの手の情報は正確なものを持っていないので、何回までなら大丈夫ですか?なんて質問をしても答えは返ってこないと思うし、会社の基準もその時々で変わるだろうから、聞くだけ野暮です。

例えば面接の場合、その内容を点数化する時があるけれども、同じ70点の人が二人いたら、より健康な人、より真面目な人が雇われるのは、これはもう仕方のない事。病欠が1回や2回程度ならばさほど問題は無いと思われるけれど、月1かならず遅刻する、といった人なら厳しいと思われます。

だからできる限り遅刻欠勤早退はしない、ということに越したことはないわけです。

ただどれだけ休んだとしても、面接は受ける事は出来ます。受けることができる以上、受かる可能性は0ではありません。(受かった場合、なんであいつが、と後ろ指刺されますが)

創意くふうは1つ高額を狙う

これは面接の時に聞かれる可能性があるため。「自分が提出した創意くふうの中で、今現在も使われているものを教えてください」という質問があったらしい。ただ、ここで問われているのは、工程を知らない面接官に自分の改善内容を、わかりやすく伝えられるか、ということが主だと考えられるので、必ずしも高額である必要はないですが、高額のほうがインパクトが大きいですから。
期間工面接

20代の出来れば前半までに受ける

年齢制限は本来NGなところだけれど、実際問題、教育しなければならないし、会社のマインドを染み込ませる事も重要なので、若い人ほど取りたいのはどの会社も同じ。だから早いほど有利。どこの世界も一緒なので仕方ない。

ただ30代だから絶対だめ、というわけではないし、受かっている人もいる。だからこそ時の運。

面接慣れしておく(訛りは無くす)

訛り面接
どうしても地元の訛りが抜けない人はいます。抜けていると思っていても抜けていないこともありますが、極端に地元訛りの強い人は、矯正したほうがいいです。

訛りは人の集中力を削ぐのと、説得力がなくなるので。訛り面接で有利になるのは面接官が同郷だった時くらいなもので、実際には田舎っぽさを出す以外のメリットがありません。

同じく、笑う時に口をふさぐ癖だったり、「あ、」「あ〜」「え〜」「ですね、はい」という合いの手から喋り始めるのも、無くすだけでイメージが変わります。

面接慣れについては、これはもう面接を受けるしか無いんですが、入社前にもしアウトソーシング経由でも良いのであれば、若干のアドバイスはもらえるはずなので、面接における自分の癖は把握しておいても損は無いと思います。模擬面接の場で、プロの目から見た自分の癖を指摘してもらうというのは大事です。

アウトソーシングを通すメリットの一つ

前日に面接地に行き、内定を勝ち取るための模擬面接や座学などの勉強会

〜採用までの流れより〜

〜当サイトの特別対談も合わせてご覧ください〜

あとやっておいて損しない事としては、トヨタの本を読む、ということでしょうか。
面接では多かれ少なかれ、仕事に対する姿勢を聞かれます。そこでトヨタの本に書かれているような、古き良きトヨタの考え方に合わせた受け答えをすることは有効に働きます。

また、社長の言葉を借りることで面接官を「おぉ」と言わせる事ができます。

2018年の入社式

「ネバー・ギブアップ」や「フォア・ザ・チーム」の精神も「トヨタらしさ」に重なると述べた。そのうえで、これらを行動の基本として「『トヨタらしさ』を身に付け、さらに皆さんの『自分らしさ』を味付けしてください」と訴えた。
https://response.jp/article/2018/04/02/308026.html

2017年はバッターボックスに立ち、という言葉が語られ、それが1年間工場の中でも語られ続けました。これを面接の言葉に盛り込む事で、トヨタマンとしての自覚がある事を訴えるのが狙いです。
トヨタらしさ

まぁ正直言って最初に手をあげる云々のテクニックは、私にはどうにも馬鹿らしいとしか思えませんが、
最初に手をあげろ、というのは積極性をアピールする狙いがありますが、そこまで意気込んでペースに飲まれる必要もありませんし、そんなところでアピールするより別のところで勝負すべきだというのが持論ですから、そういうのは得意な人に任せて、自分は手はあげるけれども、質問の内容を反芻し、自分の言葉で伝えられるように準備することに努めるべきだと思います。

質問が終わるや否や手をあげることに集中し、いざ当てられると質問内容が頭から消えた、という話は1度や2度じゃなく耳にしました。とっさに何かに答えるには、それなりの時間が必要ですから、自分のペースを守って自分らしさをしっかり伝えられるように努力しましょうよ。

人任せ 派なあなたへ

人任せにする派な人は覚悟が必要です。組ではなく、課レベルでの戦いが待っています。まずは組長を味方につけなければ話になりません。最終的には課長に人づてに自分の名前を耳にさせることが目標です。

期間従業員から正社員登用、これはもう中途採用と同じだと思うべきです。即戦力でなければ話になりません。

使える人間は何としても取りたい、と思うのは、組を率いる人間としては当たり前のことです。ものすごい専門家が入ってきて、その人がいることで不良率が減るのなら、なんとしても採用したいですよね。そのための枠があるのは当然の話です。それが推薦枠です。また、その課にもメンツがありますから、必ず誰かがその枠に入るという事もありません。適正と判断された者のみが通れる枠です。

ただ絶対的に会社の意向がありますから、推薦があるから100%受かる、というのは甘い考えです。あくまでも確率が上がる、というだけです。

会社には採用計画が存在し、新卒何名、期間従業員から何名、課から何名というのも年度ごとに決めるのが一般的です。それがなければ会社の予算が組めませんからね。だから不景気はどんなに優秀でどんなに組が欲しがっても、枠がなければ受かりようがないわけです。

推薦登用は味方を作っていくゲームである

推薦
まず組長を落とそうとしても、現場にいないことが多いので、媚びを売るにしてもまずはTLを落とすことから始めましょう。

TLが、口を揃えて「彼はいいよ」と言うなら、組長も賛成してくれる可能性が高いです。最終的には仕事に対する姿勢を見られますが、まずはTLの右腕になって、TLがやりたいことを手伝うスタンスを取りましょう。

ここでよくやりがちなのが、TLに良いところを見せようとして期間従業員に対して威圧的な態度をとることです。

期間従業員を指導できる姿を見せようとするのか、責任感を示そうとするのか、こういうタイプはあまり賛成できません。

というのも推薦されるかどうか、というのは、社員になった後どう働いてくれるか、ということを見られているという意味です。

社員になった時に便利なやつだよアピール

あいつに教育を任せても大丈夫だ、と思われるのと、あいつに教育させると関係が悪くなりそうだ、と思われるのとでは、欲しいか欲しく無いかは言うまでも無いですね。

あいつは俺の部下に欲しい、だから推薦してください!というのを下から声をあげていく、それが今後やるべきことです。「彼が推薦をもらえるのは当たり前だ」という風潮を作り上げていくわけですね。

人当たりがよく、人の話をよく聞き、理解し、トラブルの間に割って入っていける。そんな人は大抵大丈夫です。だからこそ推薦は20代後半から30代前半が狙い目だと個人的には思っています。

TLが知らないようなデータをまとめているとか、不良が出た箇所を全部メモしておくとか、気になる部分があれば理解できるまで聞くとか、やったほうがいい事だけど誰もやらない事とかをとにかくやる。

工程や生産に必要のない、例えば待機所などの整理整頓などは評価を上げやすい行動です。自主的にやるからこそ、社員になった時にもやってくれるから、TLや組長が「俺が上司でいる間はこいつがいれば便利だ」となる。

そんな行動を1年2年と続ければ、各工長にも話が届くし、課長も自分の事を耳にする機会が出てくるというもの。QC活動では手を上げて発言しろ、と言われると思いますが、これは上の人に「もっちゃんとは俺のことだ!」と名前とイメージを定着させるためで、だからこそ「こいつなら評判通りで推薦しても大丈夫だ」と思ってもらえるわけです。

やったほうがいい事

  • 総意くふうは毎月10件を狙い、事前にTLに見せる
  • 出社は必ず最速で詰所待機
  • 些細な事でもTLに報告する
  • 些細な事でもTLに相談する
  • 社員になりたいアピールはしない(希望は出しておく)
  • 仕事中に取れるデータは取れるだけ取る
  • 自分なりに分析してTLに相談する
  • 不明点があればすぐに聞く、2回聞かない
  • 失敗したら必ず対策をする、TL相談
  • トヨタの本はできる限り読む
  • 残業のための無駄な居残りはしない
  • 掃除の類は率先しておこなう
  • 朝礼で指摘すべき事はしっかり言う
  • 自工程の今後の戦略は把握しておく
  • TLがやりたい改善を手伝う
  • 手空きの時間は4Sする
  • 可能な限り全員と話す
  • やったほうがいいと思う事をすぐ言う
  • 仕事や人に対して不平不満愚痴は言わない
  • 訛りや変な癖がないか確認すること
  • 決められたルールは絶対に遵守すること
  • 同じ失敗は2度しない、させない

基本的にここまで出来る人なら推薦は近いと思います。どんな人がトヨタらしいかというのは全て本に書いてありますから、1にも2にも本を読むのは絶対だと思います。

あとはTLや組長に自分がどれほど「工程のこと」を考えているか、「工程以外のこと」を考えているか、みんながより働きやすい環境を作ろうとしているかという姿を見せる事が重要です。トヨタの場合、One for all(一人(自分)はみんなのために)が何より有効です。逆に推薦を受けるためには、All for one(みんなは一人のために)はどうでもいいと思います。

もうここまで読んで理解できる人なら、総意くふうは何枚出すべきか?とか、勤務外活動に参加すべきか?という質問がどうでもいい事に気づくと思います。参加しなくていいですし、総意くふうは出せるだけ出すべきです。

そんな事は重要ではなくて、これから先、その働きをする自分を欲しがってくれるかどうかだけが重要なのです。

自分がいる事で組や課が発展するのかどうか、それだけです。幸いみんなパソコンが得意ではありませんから、パソコンが得意、メールの振り分けができる、というだけで「すげぇ」扱いになれます。あとはそれをアピールする場をどう作るかの問題です。

どうやって信頼を得ていくのか。それが推薦に重要な事なのだ、というのが2年間の答えです。

時の運に任せるのもよし、推薦で人任せにするもよし、必要なのは入社という結果だけです。いずれにしても、誰よりも会社のことを考えてさえいれば、それが態度に表れて、結果に繋がる、ということは確かだと思います。

ご安全に!

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